どのように伝えるか、ということは
どのように自分がその場にいて、どのように相手と接してどのように向かい合うか、ということだと思います。
だから、伝える、という、ただのことばの話のようでいて、
自分がどうあるか、どうしたいか、がベースなのだと思うのです。
どうあるか、がベースであり、それがすべてかもしれないとも思う。
自分がどんな人間でどんな考え方をしていて、どんな状態でどんな風に感じ今ここにいるのか。
相手のことをどう思っていて、今相手をどう感じていて、相手とどうしていきたいのか。
それがベースにあっての、ツールとしての「ことば」があるだけで
ことばとしてどう表現しどう伝えるかというのは手段でしかない。
その人自身のありようがすべてを語るもの、だと思います。
ことばよりも、ありようから伝わるものの方がよほど大きく、深く響く。
伝わるというより、伝わってしまうもの。
だから、
どういう自分でいて、どのように向き合うのか、
それが、伝えること、関係性をつくっていくことそのもの、だと思うのです。