自分だけのため、利己的なことでなく
相手のため、に伝えるから
(それが、結局自分のためになるので、自分のためでもあるのだけど)
相手に伝わる、のだと思う。
相手のためになるかどうかは相手が決めることなので
相手のために、というか
相手のことを見ていてのことばかどうか。
自分のためだけ、というよりも
言い訳とか保身とか嘘やごまかしだったりとか
自分のためにさえならないことばは
いくら取り繕っても、いくらうまく話そうとしても
うわすべりでことばだけが流れていくのみで、意図するとおりに届く気がしない。
本心でないこと、ほんとうのことでないことは
結局なんのよいことでもなくて、自分のためにも相手のためにもならないことで
それは話す側もわかっていることなので、
いくらわかりやすく伝わりやすく話したとしても、ことばに本気の想いがのらないのだろう。
想いがのっていないことばは、ただの文字列で、
ただその文字どおりの文字列として表面を流れていくので
相手の心深くまで届くこともなく、聞いただけで流されてしまうのだろう。
自分に都合のよいことば、は
相手のためにならないだけでなく、自分のためでもない。
自分のために伝える、というのは
自分に都合がよいようになるために、ではなくて
ほんとうに自分のためになるように、ということで
それは、自分だけのためではなく、相手や、まわりや、いろいろなことのために結び付くだろう。
本気で、それを伝えるべきだ伝えたいと思って伝えることになるだろう。
相手のことを見てでてくることば、
相手も含めて自分のために真剣に考えてでてくることば、は
本気でほんとうのことばで、自分のためにも相手のためにもなるから
伝えたことが相手に届くのだ、と思います。